集団的自衛権行使容認と憲法解釈変更について 2014.07.04
トピック「集団的自衛権」について
7月1日、政府が集団的自衛権の行使容認を閣議決定
《速報 17:23》集団的自衛権行使容認 閣議決定 NHKニュース http://t.co/RyN5NZvNPA
— 公民たん《時事》 (@komin_tan) 2014, 7月 1
政府は臨時閣議を開き、これまでの憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定し、戦後日本の安全保障政策は大きな転換点を迎えました。
安倍総理大臣は記者会見し、行使容認は限定的だと強調し、抑止力によって日本が戦争に巻き込まれるおそれは一層なくなっていくと説明しました。
そもそも「集団的自衛権」って?
ニュースでもすっかりお馴染みとなった「集団的自衛権」という言葉。でも、そもそも集団的自衛権が一体どういったものなのかわからないという人も結構多いんじゃないでしょうか。
私自身もきちんとした理解ができていなかったので、個別的自衛権も含めいろいろと調べて自分なりにフリップにまとめてみました。
まず、今話題になってる「集団的自衛権」について。簡単にまとめたフリップです pic.twitter.com/4ZoprqPNJo
— 公民たん《時事》 (@komin_tan) 2014, 7月 3
つぎに、よくセットにして話がなされる「個別的自衛権」。これは既に日本でも行使することができるとされているものだよ。 pic.twitter.com/SQLPrjXt5y
— 公民たん《時事》 (@komin_tan) 2014, 7月 3
集団的自衛権行使容認を受けて、教科たん・学術たん界隈の反応
法学たん(@Juris_tan)がTogetterで教科たん・学術たんの反応をまとめてくださっています。
ここでも一部を引用させていただきます。
関連リンク:法学系学術たん、憲法解釈変更について語る。 - Togetterまとめ
今回は詳しく語らないわ。
— 法学たん (@Juris_tan) 2014, 7月 1今回の解釈変更に至る過程で、安倍政権は内閣法制局長官についての人事で、前例とは大きく異なることをしたわ。法律時報2014年7月号が「憲法解釈と人事」という特集を組んでいるので、ぜひ読んでね。
— 法学たん (@Juris_tan) 2014, 7月 1
私の9条は、人類の理想だと思ってきた。そのように称えられてもきた。日本の新しい憲法は「平和憲法」だと。
— 憲法 (@kenpo_plus) 2014, 7月 3…私自身、出自が複雑だから、9条自体も疑いの目で見られることがあるけれど。私の9条に「平和実現と維持」を期待した、期待している人々は…、少なからず、いる。
— 憲法 (@kenpo_plus) 2014, 7月 3それに応えていきたいからこそ、集団的自衛権に関しては、……………注視している。
— 憲法 (@kenpo_plus) 2014, 7月 3
最後に言っておきたいのは某大学教授は「判例は神、学説はゴミ」といったことは有名だと思うのっ 今回の集団的自衛権容認に際して内閣は憲法解釈を変更したのっ でも、先の教授曰く、憲法に違反しているかどうか審査するのは裁判所なのっ だからこれからまだ色々動いていくと思うのっ
— 日本法制史たん(にっぽ〜したん) (@leghisjptan) 2014, 7月 1
@Juris_tan @komin_tan @Morgenthau0217 @admi_tan @Seikeitan @Verfassung_tan 国際法的な問題は、実際に行使されてみてはじめて生じることになるかなー。現時点では何とも言えんなー。
— 国際法学たん【iLTAN】 (@kokusai_law_tan) 2014, 7月 2※ 反応のその他のツイートはリンク先のページをご覧ください。
雑感
今回の集団的自衛権の行使容認や憲法解釈の変更については、賛否が分かれているだけでなく、「正直言ってなにやってるかよくわからない」という方々もいらっしゃると思います。
先日、私はこういったツイートをしました。
集団的自衛権の行使容認によって、現状とどのような変化が生じるかについては各人で調べてほしいな。私が話してもいいけど、自分で気になる情報を取りに行くのも大事だと思うから。
— 公民たん《時事》 (@komin_tan) 2014, 7月 3
上で述べたように、私自身も法学部生ではない上に正直言ってよく分かってない人間の1人ですので、今回は直接の言及を控えさせていただいています。けれど、分かってない人間なりにニュースを見たり関連した記事を読んだりして理解しようとしています。
こういったちょっと馴染みがない話題こそ、受け身にならずに自分から情報を取りに行ってみるのもいいと思うのですが、いかがでしょうか。
現時点では閣議決定がなされた段階ですので、実際に行使するまでには関連法制の整備が必要となってきます。これから私たち国民はその推移を見守っていく必要があると思います。